【2018年4月から導入検討】政府が子供向けの長期休暇制度「キッズウィーク」創設の意向。その詳細や必要性を検討しました
政府がという新たな大型連休「キッズウィーク」創設を検討しているようです。早ければ2018年4月より導入されるとのこと。どんな制度なのか気になりますよね。詳細はまだ分かりませんが、来月には関係省庁や経済界の幹部らをメンバーとする「休み方改革官民総合推進会議」を開き、具体的な議論を始める方針ということです。。
「キッズウィーク」とは?
全国の地域ごとに小学校・中学校・高校の夏休みなどの長期休暇の一部を、他の平日に分散できるようになります。例えば、図のように8月の夏休みの期間を短縮して、別の月(11月)に休みを移動させる制度のことです。
目的は?
全国の学校で夏休みなどの長期休暇を分散し、それに合わせて大人も休めるよう推進するということです。政府が経団連や企業などに強く求め、前後の土日と合わせて家族などでそろって最大9連休が取れるようにします。有給休暇の取得を促して「休み方改革」を推進して家族との時間を増やすことで、旅行などで観光需要を増やし地域の活性化することが狙いのようです。
学校のお休みは増えるの?
増えません。休みを移動するだけです。もし授業数が減ったら授業のプログラムに影響が出るので、その点は配慮されているようですね。
2期制の学校はお休みはどうなるの?
最近、3学期から2学期にする「2期制」の学校が増えています。夏休みは少し短いようですので、どのような影響があるか不明です。学校側が自由に独自のカレンダーで決められるといいですよね。
独身の人(単身世帯)はどうすればいいの?
家族との時間を増やして旅行などに行くのが目的ではありますが、独身(単身世帯)の方はどういう扱いになるのでしょうか?「子供が長期休暇だから・・・」という理由で会社の休みは取得しやすいですが、そうでない場合は会社の長期休暇を取得しにくいように感じますね。
世間の感想は?
Yahoo!でアンケートを実施していますが、反対意見が多いようですね。あまり評判がよくないようですね。
まとめ
個人的には良い試みだと思います。しかし、子供が「キッズウィーク」で長期休暇を取れても、サラリーマンにとって長期休暇を取得するのはなかなか難しいものです。政府がかなり強く企業側に働きかければ、企業側も長期休暇を取得しやすい環境になると思いますが、現実的に難しいのではないでしょうか。小学校~高校までが対象のようですが、保育園や幼稚園はどうなるんでしょうかね。うーん、疑問がたくさん残るし、正直微妙な制度だと思います。